複利計算(資本回収係数)

 

 

 

前回の続きです ( 前回は → こちら ) 

 

今回は、資本回収です。

 

例題

老後資金として2,000万円あるが利率3%で複利運用しながら20年間に

わたり毎年年末に年金を受け取りたい場合、毎年いくらもうらうことができるのか?

 

 

答え

 

2,000万円 × 0.06722(資本回収係数) = 1,344,000円

 

 

となります。

 

 

解説

 

上記の計算では資本回収係数を使用します。

現時点で保有している金額を複利運用しながら、所定期間で取り崩していく場合

毎年どれだけの金額を受け取れることができるのかを算出するためにつかう係数です。

また、元利均等返済のローンにおいて、借入額、借入利率、返済期間から毎年の返済額を

計算する場合にも利用できます。(借入額2,000万円、借入利率3.0%、返済期間20年

のローンの年間返済額は、1,344,400円ということです)

 

 

 

現在の資金額 × 資本回収係数 = 毎年の受取年金額

 

です。

 

資本回収係数は

資本回収係数:r(1+r)n/(1+r)n-1

で表すことができ、r:利率(年間の運用利率)とn:期間(年)

となります。

電卓(場合によっては関数電卓)や係数表などがネットなどで拾えたり、エクセル

などを利用しても簡単に計算することが可能です。

次回は減債基金係数です。

 

 

 

 

FP協会のテレビCMです。

 

 

 

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 この記事は、抽象的かつ一般的な法令や税務等に関する説明、また計算方法により

 算出し掲載しております。今後新たな通達等で変更となる場合がございます。

 

 

 

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